映画雑感

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女性が坊主になる映画4選

アカデミー賞2022で平手打ち事件がありましたが、事の発端となったジョークは女性が頭髪を剃った映画だったわけです。もしかするとG.I.ジェーン以外の映画がクリス・ロックの口から出たかもしれません。記憶の中から探すと4つほど浮かび上がりましたのでご紹介です。
※脱毛症の方を不快にする意図はありませんが、要望があればこの記事は削除します。

【映画】
1. 「G.I. ジェーン」 (原題: G.I. Jane, 1997)

監督: リドリー・スコット
坊主になった女性: デミー・ムーア
コメント: 今回話題になりました、男女差別法案推進のために女性兵士(デミー・ムーア)が超難関の米海軍特殊部隊の訓練プログラムに参加する、という映画です。作中では男性兵士らからの女性蔑視に対し、男性らと同様髪を剃るという行動に移します。

2. 「エイリアン」 (原題: Alien, 1979)
監督: リドリー・スコット
坊主になった女性: シガニー・ウィーバー
コメント: 言わずと知れた世界最高峰のエイリアン映画です。クリス・ロックが仮にこの映画を言及したとして、坊主のリプリーを思い浮かべる方は少ないのでギャグと分からないでしょう。

3. 「バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍」 (英題: Battalion, 2015)
監督: ドミトリー・メスヒエフ
坊主になった女性: 女性多数
コメント: タイトルのB級感で見ようと思わない人がいるかもしれないですが、それだけの理由で見ないのはもったいない実話を基にした戦争映画です。良い映画なのですが、クリス・ロックが仮にこの映画を言及したとして、ロシア語で知名度が高い映画では無いですので、これもギャグと分からないと思います。

4. 「Vフォー・ヴェンデッタ」(原題: V for Vendetta, 2005)

監督: ヒューゴ・ウィーヴィング
坊主になった女性: ナタリー・ポートマン
コメント: 個人的には坊主されるシーンが悲劇的で記憶に強く残っておりました。G.I.ジェーン以外ではクリス・ロックから言及された可能性はありましたが、無理矢理坊主にさせられる内容ですので流石に笑えないと思います。(とはいえ、G.I.ジェーンもやりたくて坊主にしているわけでもないので同様ですが。)

【終わりに】
ピックアップしてみるとG.I.ジェーンが一番思いつきやすいですが、脱毛症を揶揄するジョークはジョークとして成り立っておらず、映画の内容的にも毛を剃りたくて剃っているわけでも無いので批判されてしかるべきで、ジョークのセンスも良くなかったと思います。