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実話を元にした「127時間」でなぜ彼は生還できたのか【考察】

127時間 (字幕版)

1.はじめに

映画「127時間」は、アーロン・ラルストンの実話を基にしたサバイバルドラマです。

およそ127時間腕を岩に挟まれたまま生還したという実話を基にしています。

一人で岩に腕を挟まれた状態で、私なら1日耐えられる気がしません。(身体的にも、メンタル的にも)

彼がどのようにして過酷な状況を乗り越え、生還したのかを検討することで、似たような状況になったときの参考にできるかもしれません。
 

 

 

2.実話を元にした「127時間」でなぜ彼は生還できたのか【考察】

映画「127時間」は、登山家アーロン・ラルストンがユタ州のブルージョンキャニオンで岩に腕を挟まれ、127時間もの間孤立した実話を描いています。

ラルストンは、自らの知識と勇気を駆使し、命をつなぎとめました。

 

まず、ラルストンが生還した最大の理由は、彼の強い意志と決断力です。

岩に腕を挟まれた状況で、彼はただ待つだけでなく、最終的に自らの腕を切断するという極限の選択をしました。

これには並外れた精神力と勇気が必要です。

麻酔無しで切れ味の悪いナイフで切断するのですが、その痛みは想像もつきません。

その痛みに耐えてでも腕を切断して自ら助けを求めるか、腕を切断せずに助けが来るのを待つか、その決断に人生を賭けなければならない。

その意志と決断力は尋常ではないです。

 

 

また、ラルストンは、限られた水と食料を最大限に活用しました。

水筒に残っていた少量の水を慎重に使い果たし、その後は自分の尿を飲むことで脱水症状を防いだのです。

食料も最低限のエネルギーを維持するために節約しました。

ここで重要なことは、脱水症状に対処するために尿を飲むことを決断したことです。

これは体内の水分を補うための非常手段であり、脱水によるショックや臓器障害を防ぐ効果があります。

 

次に、切断後、ラルストンは出血を最小限に抑えるために迅速に行動しました。

出血が続くと致命的になる可能性があるため、彼は即座に止血を行いました。

普通であればそのまま失神してしまうものですが、止血まで行い、

さらに、岩壁を下り、8マイル(約13キロ)を歩いて助けを求めたのです。

強い意志力とアドレナリンもあって動き続けることができました。

止血自体も重要な要素ですが、ここでも強い意志力が彼を助けました。

 

 

また、ラルストンが救助されるまでの過程で、自分の状況をビデオカメラに記録することで精神的な安定を保ちました。

これにより、自分自身を励まし、希望を持ち続けることができました。

127時間も孤独に耐えることは難しく、自撮りにより自分を客観視できることでメンタルを支えていたのです。

ラルストンが救助されるまでの過程で、自分の状況をビデオカメラに記録することで精神的な安定を保つことができました。

これは、ノートに自分の考えを書くことで心が落ち着いたり整理できることと似ていますね。

言葉にすることで、頭の中が整理され、スッキリもするし、問題解決のための新たな視点が得られます。

自撮りして、自分の感情や考えを言葉にすることで、状況を客観的に見つめ直し、絶望的な気持ちを和らげ、冷静な判断を保ちます。

さらに、ビデオに向かって話すことで、孤独感を軽減し、自分自身を励ますことができます。

このように、ラルストンはビデオカメラを通じて自己対話を行うことで、希望を持ち続ける原動力を維持し、最終的な生還へのモチベーションを保つことができたのです。

この手法は、映画「キャスト・アウェイ」にも見られますね。

主人公が無人島で孤立し、バレーボールを友人ウィルソンとして話しかけることで精神的な安定を保とうとする姿が描かれていました。

強い意志も、メンタルが弱ると維持できないので、サバイバルでは必須かもしれません。

 

ラルストンが生還できた理由は、知識と決断力、そして理性を維持するための自撮りにあります。

これらの要素が組み合わさることで、彼は極限状態を乗り越えることができたのです。

ここまで分かったうえで、自分が同じ状況で助かるとは思えませんが、万が一似たような状況が起きたら、この記事を思い出してみてください。

 

 

3.あらすじ

映画「127時間」は、登山家アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)がユタ州のブルージョンキャニオンで冒険を楽しむために出かけるところから始まります。

彼は一人で美しい景色を楽しみながら岩場を進み、自然の中での孤独を楽しんでいます。

しかし、突然の事故で彼の腕が岩に挟まれてしまい、身動きが取れなくなります。

限られた水と食料での過酷なサバイバルが始まりますが、彼は希望を失わず、生還のための道を模索します。

 

 

4.監督・脚本・登場人物

監督:ダニー・ボイル

脚本:ダニー・ボイル、サイモン・ボーファイ

登場人物:アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)、クリスティ(ケイト・マーラ)、ミーガン(アンバー・タンブリン)、ソニー(クレメンス・ポーエジー)、ラルストンの母(ケイト・バートン)

5.最後に

 

 

映画「127時間」は、アーロン・ラルストンの驚異的なサバイバルストーリーを描いた作品です。

彼の強い意志力と決断力が生還の鍵となり、極限状態での人間の強さを示しています。

この映画を通じて、私たちは生命の尊さと、自分自身の限界に挑む勇気の重要性を再認識させられます。

ラルストンの体験は、どんな困難な状況でも希望を持ち続けることの大切さを教えてくれます。

映画を観ることで、彼の体験を追体験し、自分自身の生活における挑戦への新たな視点を得ることができるでしょう。

「127時間」は、単なるサバイバル映画ではなく、人生の教訓を含んだ挑戦の物語です。

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