映画雑感

見て楽しんで、知って楽しむ。

【映画】「ワイルドカード」

ジェイソン・ステイサム主演、サイモン・ウェスト監督の「ワイルドカード」(原題: Wild Card)を視聴しましたので紹介です。

【あらすじ】
元エリート特殊部隊出身のニック(ジェイソン・ステイサム)はギャンブル依存症で落ちぶれ、ラスベガスでボディガード含め何でも屋的仕事をして日銭を稼ぎます。
ある日、知り合いの女性であるホリー(ドミニク・ガルシア・ロリド)から、男に復讐をしたいと話を持ちかけます。
彼女は娼婦をしているのですが、客だった男らに襲われ、殴られ、病院の前に捨てられたのでした。
彼女が仕事をした場所がニックが近寄るなと注意していた場所だったため初めは復讐の手伝いを断りますが、結局襲った男らを探し出し、彼女に協力するのです。
男らがマフィアの一員であったため、その中心人物であるダニー・デマルコ(マイロ・ヴィンティミリア)とニックとの抗争が始まります……。

【見どころ】
アクション ニックは映画の中で銃を使わずに人を倒せることで知られており、銃を使わないアクションが見どころになります。
特に最初のアクションシーンでクレジットカードをナイフのように扱った時は、凄腕にとっては何でも武器になるのだと妙に納得してしまいました。

恐怖のハサミ 枝切り鋏でマフィアの跡取り息子の局部を切断しようとするシーンがあるのですが、復讐に駆られたホリー(ドミニク・ガルシア・ロリド)の狂気的な演技が恐ろしさを際立たせます。(男性にとっては特に…)
ハサミのバネ部分がアップで映され、ギリギリと音を立てながらハサミが閉じられるのですが、今書いていても恐怖を思い出してしまうほどに撮影の手法が絶妙です。
血も局部も映さず、全くグロテスクでもなく恐怖を覚えさせます。

1986年に公開された「ビッグ・ヒート」(原題: Heat)のリメイク作品なのですが、アクションも恐怖のハサミシーンも今回の作品の方が私は好きでした。
影技術の進歩もあると思いますが、サイモン・ウェスト監督の腕が光ったところなのかと思います。

いわゆる正義の執行的な映画で見ていてスッキリします。
爽快感を求めたい方にはおすすめです。

以上読んでいただきありがとうございました。