映画雑感

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【映画】「マイ・ボディガード」

デンゼル・ワシントン主演のマイ・ボディガードを紹介したいと思います。

【あらすじ】
場所は治安が不安定なメキシコ。
ある家族のボディガードとなったクリーシー( デンゼル・ワシントン )がピタ( ダコタ・ファニング )の護衛をすることになります。
最初はただの仕事とピタと距離を置くのですが、徐々にボディガード以上の教師と生徒/友人のような関係に。
2人は仲良くなり楽しい日々を過ごすようになります。
しかし、クリーシーが不審なパトカーの動きを感じたところから事態は急変します……。

【見どころ】
冒頭45分ぐらいまでのボディガードとピタの距離が近づく描写がとても好きです。
特にプールサイドでピタを引き上げるときの手を繋いだ瞬間のスローシーンがまさに変わった瞬間を表現しているのだと分かります。

また、ボディガードになって学校に送る際、聖書を引用する会話があります。
デンゼルワシントンが知っているよと相手にかぶせてbutからを言うのですが、こういうさらっと教養が現れるシーンはかっこいいですね。
"Be not overcome of evil, but overcome evil with good. Romans 12:21. I'm the sheep of that got lost, Madre."
キリスト教を信じていなければ別に聖書の内容を覚えている必要はないですが、こういった形でスマートに教養を見せたいものです。

全体として、前半にかけてピタとクリーシーの関係性の描写があるおかげで、すごい感情移入しやすいと思いました。
前半のおかげでクリーシーと一緒に仕返ししてやりたい、という想いが強くなり、後半を見るときにより熱くなってしまいます。
最初から最後まで見逃せません。

【監督】
監督はトニー・スコットです。
過去にトップガンビバリーヒルズコップ2、スパイ・ゲーム等々有名な映画を手がけています。
今回の主演であるデンゼル・ワシントンとは4作品で一緒にお仕事されていますので、トニー・スコットといえばデンゼル・ワシントンともいえますし、逆もまた然り。
マイ・ボディガードを気に入った方は他の同監督作品を見ると、きっと気に入られると思います。

ちなみにリドリー・スコットが実兄にあたります。(スコット兄弟すごすぎないか)
読んでいただきありがとうございました。

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